1000年もの歴史を持つイタリアの伝統的な天然皮革素材の製造方法。
牛革をフルベジタブルタンニンで鞣し(なめし)、ゆっくり時間をかけてオイルを染み込ませる製法です
フルベジタブルタンニンとは、植物の樹皮、木部、葉、果実等から抽出したシブ(植物タンニン)のことを言います。
バケッタ製法は現在、フィレンツェにあるサンタクローチェ地区の歴史あるタンナーで僅かに引き継がれていますが、最近はハンドメイドで高品質の革製品を販売するブランドもこの技法を使い注目を集めています。
バケッタ製法は一枚一枚手作業で行うため加工にとても時間がかかります。
油が浸透しにくい反面一度浸透したオイルは色落ちしづらく、使い込んだ時に独特の色艶がでてきます。
出来上がった革はとても柔らかく独特のコシと色合いを楽しむことができます。
バケッタ製法で作られた長財布で有名なのが、Cocomeisterのマットーネラージウォレットです。